株式会社有研 -登録衛生検査所-
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2025/04/30

検便検査(腸内細菌検査)は法律で義務付けられているの?

結論から言うと、食品衛生法に基づき、特定の事業者には腸内細菌検査(検便検査)が義務付けられています。

以下のようなケースで定期的な実施が求められています。


食品営業者(飲食店、食品工場、給食施設など)

→ 食品等事業者は、従業員の健康管理の一環として、腸内細菌検査を実施することが「食品衛生法」および「食品衛生管理基準」で求められています。


学校給食施設、病院、福祉施設など

→ 集団調理施設では、年1回以上の腸内細菌検査が義務付けられています(施設の規模や所在地によっては、自治体条例により頻度が異なる場合があります)。


■ なぜ検便検査が必要なのか?

腸内には、サルモネラ菌、腸管出血性大腸菌(O157など)、赤痢菌、チフス菌など、食品を通じて感染症を引き起こす恐れのある菌が存在することがあります。

もし、これらの菌を保有したまま食品を扱った場合、食中毒事故の原因となる恐れがあります。


腸内細菌検査を定期的に行うことで、従業員が無症状の保菌者でないか確認し、食中毒事故を未然に防ぐことができます。


■ まとめ

検便検査(腸内細菌検査)は、食品を扱う事業者にとって法律で定められた重要な衛生管理の一つです。従業員の健康状態を定期的に確認し、食中毒事故を未然に防ぐことは、企業の社会的責任でもあります。


弊社では、迅速・正確な腸内細菌検査を行い、報告書の発行から衛生管理のアドバイスまでトータルにサポートしています。施設の種類や従業員数に応じた検査プランもご提案可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。