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2025/10/02

食品検査で防ぐ“見えないリスク”― 菌数検査の意義と導入メリット ―

カテゴリ:食品検査

食品の安全性を守る上で欠かせないのが、「目に見えないリスク」への対応です。

清掃や衛生管理を徹底していても、微生物の混入や増殖を人の目だけで完全に防ぐことはできません。

その“見えないリスク”を科学的に把握する手段が、食品検査です。



◆ 食品検査とは何をするのか


食品検査とは、食品中に含まれる一般生菌数や大腸菌群などの微生物を測定し、

衛生状態や保存条件の適正さを評価する検査です。


検査を行うことで、次のような情報が得られます。


●製造ライン・調理環境の清潔度


●原材料や製品の衛生状態


●保存・流通条件が適正かどうか


●改善すべき衛生管理ポイント


これらのデータをもとに、品質管理体制の見直しや改善策の立案につなげることができます。




◆ 菌数検査が示す“衛生状態”の指標


食品検査の中でも、特に重要なのが一般生菌数検査です。

これは食品中に存在する微生物の「総数」を測定し、その食品の衛生レベルを数値化するものです。


例えば、同じ食品でも保管温度や時間によって菌数は大きく変化します。

常温で放置された食品では短時間で菌が急増し、食中毒リスクが高まります。


定期的な菌数検査により、「どの工程で菌が増えているのか」「どの条件で安全性が保たれるのか」を把握できます。




◆ 検査頻度・タイミングの目安


菌数検査は、定期的なモニタリングが理想的です。


●製造業の場合:月1回~季節ごとの定期検査


●飲食店・給食施設:新メニューや仕入れ先変更時


●自社製造品の新規販売時:出荷前の安全確認として


また、夏季や高温多湿な時期は菌が増殖しやすいため、検査頻度を増やすのが望ましいです。




◆ 株式会社有研の検査体制と信頼性


株式会社有研では、長年にわたり食品衛生分野における信頼性の高い検査サービスを提供しています。


一般生菌数・大腸菌群・黄色ブドウ球菌・サルモネラ属菌・その他多数、多項目に対応


迅速検査にも対応し、最短で結果をお知らせ。

検査結果をもとに、改善アドバイスや衛生教育のご提案も可能です。

検査結果を“データ”として活用し、企業の品質管理体制をより強固にするお手伝いをいたします。




◆ 検査結果をもとにした衛生管理改善事例


●製造ラインの一部で菌数が高く、清掃手順を見直した結果、数値が大幅に改善


●保存温度を1〜2℃下げただけで、菌数の上昇が抑えられた


●定期検査を導入することで、取引先からの信頼性が向上


このように、検査は単なる確認作業ではなく、企業の信頼とブランド価値を高める活動でもあります。




◆ 【まとめ】検査は“コスト”ではなく“信頼への投資”


食品の安全性は「見た目」や「におい」だけでは判断できません。

菌数検査や衛生検査を定期的に行うことで、トラブルを未然に防ぎ、

お客様に安心していただける商品づくりにつながります。


株式会社有研では、科学的根拠に基づく衛生検査を通じて、

貴社の食品安全管理を力強くサポートいたします。